ペケ山腐女史のひとりごと②
私たちの
永遠の黒髪〜新旧対決その①〜
黒髪というのはなぜこんなに魅力があるのか?
お気に入りの黒髪キャラが出てくると、
恋人同士の夢を見てしまう能力を持つ、
ちょっと、いやだいぶ気持ち悪いペケ山がお届けする、
少し前の漫画と比較的新しい漫画の黒髪キャラを
それぞれ勝手に紹介しようとおもう。
乙女であれば一度は憧れる
「女子高(中)生×ファンタジー」
30代半ばの元りぼんっ子なら
だれでも知っている傑作
見た目は他の人と何ら変わらない江頭蘭世。
でも実は父親は吸血鬼、母親は狼女の魔界人の娘だった。
でもそれ以外は、同じクラスの「一匹狼」、
真壁俊に片思いをしている普通の女の子だ。
この一匹狼というのが時代を感じてしまうのだが、
今も昔も、口下手で誰ともつるまない
マイペースな少し強面の男子に惹かれると
相場は決まっているものだ。
俊のことが知りたい蘭世は少しでも彼に近づこうとすったもんだしているうちに、
噛み付いたらその人に変身できるという能力に目覚める。
そんな中、魔界の大王から人間界にいる魔界の王子を探せと指令がでて・・
なんと王子の正体は・・!?
という、文章にすると何ともお約束?ストーリーかと思うのだが、
ここから始まる話の展開に胸キュン必至なのである。
人間と魔界人、運命に翻弄される登場人物の葛藤、
ラブコメ要素もありの壮大なストーリー。
真壁俊の何が良いのか?
無口でクールでありながら、蘭世を守る姿がたまらない。
とにかくツンが強めであり、究極にツンを高めて
たまに強引という爆弾を落とす彼はズルいのだ。
いつも蘭世の想いが一方的に強すぎて、真壁くんはどう思っているの!?
なんてヤキモキさせたりするのだが、
恋愛に不器用で言葉は無いがたまに見せる蘭世への想いがたまらない。
キメる時はキメるので、我慢していた読者は待ってました感を味わえる。
デレをあまり蘭世に見せない、見せたくない、そこが良いのである。
名シーンを少しだけ
取り乱す蘭世を口で塞いで黙らせちゃったりするその後のシーン・・・
もう、好きにして状態に陥るだろう。
ときめきトゥナイトは3部作になっていて、
1部は蘭世編
2部はなるみ編(蘭世の弟のGF)
3部は愛良編(蘭世の娘)
と主人公は変わって目線が違うストーリーで、
蘭世達も2部以降は成長して出てくるので違った意味で楽しめる。
真壁くん目線でのストーリーやその後のプロポーズ話も読めちゃう
真壁俊の事情は必見。
独特の世界観が癖になる
ほんわかとシリアスが同時に訪れる話題作
父親が天狗、母親が人間である刑部秋姫は
人より力持ちであること以外はごくごく普通(?)の女の子。
父親の力で護られているお山を離れてしまっては危険だと、
共に育ち、天狗の修業中である「瞬ちゃん」こと榎本瞬も同じ高校に通い、
秋姫と学校生活を送ることになる。
散々修行しろと言われ続けている秋姫だったが、
普通の女子高生のように恋に、友情に忙しいから修行なんてしたくない・・と
断り続けながらも自分の中に徐々に姿を現しはじめる何か・・・
修行して強くなったら、自分はどうなるのだろうか?
何故、瞬は強い天狗を目指すのか?
秋姫はこれからは?
周りのキャラも個性的で、秋姫と絡むそれぞれのストーリーも楽しい。
瞬ちゃん率いる眷属見習いの動物達もかわいい。
縦軸がシリアスでありながらも、
ほんわかとした雰囲気で話が進んでいくので不思議なのである。
榎本瞬のどこが良いのか?
いつもは感情が乏しく、冷たいのだが、
秋姫を常に見守り、いつも困っていたら助けてくれるナイト的な存在。
秋姫のふとした瞬間に戸惑う瞬ちゃんにキュン死に。
秋姫への深い想いに爆死必至。
そんなに思ってたなんてとかくれ一途がぐっとくる。
最後のシーンはきっと昇天します・・w
名シーンを少しだけ
秋姫への思いがついに行動に出た?瞬間・・・
あなたに全て預けます状態に陥るだろう。
新旧まとめ
あまり思っていることを口にはしない無口タイプは
口には出さない分、感情がわからない。
私のことどう思ってるの・・・とジリジリ思いを募らせ、
走って追いかけたくなるのは人間の性・・・しょうが無いことなのである。
いかがであろうか。
作品と共に2人のシュンを紹介した。
「少女漫画界の2大シュン」
といっても過言ではない。
是非、真壁くんと、瞬ちゃんを味わっていただきたい。
黒髪はいい。
黒髪萌えが止まらない。
ペケ山も黒髪に守られたい。