ペケ山ブログ

思いついたことを好きに書いています。

東京モッシュ ~9両目の壁~

 
東京に住んでいると避けては通れない満員電車。
 
もちろんラッシュ時はすし詰め状態で毎朝会社に出勤しなければならない。

そんな満員電車の中で繰り広げられる戦いに生き残ったものだけが余力を残して軽やかかつ爽やかに会社に到着できるのだ。


東京の住人は手すりも掴まらずグラグラと揺れる車内でスマホを見ながらバランスを取る事ができる。

毎日の事だ。

自然と体幹が良くなっているのだろう。

忍者の修行で小さい苗を毎日跳び越え、育った苗は大きな木となり、いつの間にか高い木をも跳び越えるようになると言うアレと同じ理屈である。

 

朝8時。

快速でラッシュ120%の時間帯に乗車せねばならない。

いつも同じ車両でぎゅうぎゅうの車内に飛び込む。
 
 

次の駅、またぎゅうぎゅうと前から人が乗り込んでくるのだが、そこで必ずあの人、いや、あの壁にぶち当たる。

 
 

9両目に必ず乗っているその人は50歳半ば、
150cm台の周りの男性の中でも一際小柄で色黒、
筋肉質な男性だ。

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彼は満員電車とスマホで培った体幹力を持つ猛者どもの誰よりも優れた力を持っていた。

グラグラする車内で彼だけは微動だにしない。

更に前から次々に人が乗り込んできても彼は一歩も動かない。

 

何人かかっても誰も彼を動かせないのだ。
こんなに小柄なのにだ。
とにかく硬い。
まるで岩だ。
カッチンカッチンである。
小柄なのにとてつもなく大きく感じる。

 
 
 
 

彼の背後にはあのエアーズロックがみえた気がした。

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そしていつもスッと軽く目を閉じている。

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彼ほどになると心眼を使うのだろうか。

 

実はこの電車は彼が念力で動かしているのではないか。

そんな気さえしてくる。


もうそのくらいじゃないとこの人の体幹、いったいどうなっているんだ。


いや、て言うかもうどうしたいんだ。
力試しなのか。
体幹をもっと高めたいのか。
いや、これは修行なのか。

 
 

まさか、何も感じてないのだろうか。
何人もの力を微塵も感じてないのか。
であれば凄すぎる。
 
 

超人だ。
 
 

フン、ここでは超人であっても
キン肉マンの超人オリンピックに出たら
初戦敗退だよ!

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などとよく分からない事を人と人に挟まれながら考えていた。

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彼がその場を動かない理由は私にはわからない。
 
 
 
 
 
 

わからないが、今日もまた9両目で彼は目を閉じそこに立っている。

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東京モッシュ~TAIMAN~



どこにいっても人。
 

そんな人混みをまるで周りに誰もいないかの様に、
自分のペースを乱さずに歩くことが出来るようになるともう立派な東京人であろう。
 

東京人になればもれなく自然に第三の目で間合いを図る事が出来る様になる。
四方八方から行き交う人をほんの少しの動きで交わし目的地を目指す。
 

毎日の事だ。

忍者の修行で小さい苗を毎日跳び越え、育った苗は大きな木となり、いつの間にか高い木をも跳び越えるようになると言うアレと同じ理屈である。
 

しかしそんな東京人であっても、
特に女性は間合いを図ることが苦手だったりする。

たまに間合いの計算ミスというのだろうか。

ギリギリに人をかわすが故、ひとたびタイミングを外してしまえば、
相手の急所に肩や肘などがクリーンヒットしてしまうということもある。

つまり、当たり当たられの街といっても過言ではない(そんなことはない)。
自ら攻めて行かないと前に進めないのだ。
 

その日もいつもの様に人をすり抜けて歩いていた。
 
すると向かいからカツカツとヒールを鳴らし
いかにも自己主張の強そうな20代ワンレングスの女が
若干アゴを上げながら近づいてきた。
 

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どちらかが譲って避けなければぶつかる道幅。
 
 

いつもは無意識でスッと交わす体勢をとるだろう。
しかしその時はいつもと違った。
 

これは誰でも遺伝子に組み込まれているものなのだろうか。
ただただ魔がさしたと言ったほうが良いのか。
動物的勘、女の本能が働いたというべきか。
私の中の何かを掻き立てられたのは確かだ。
 

細胞が、血がこう言っている。
 

この女には負けられない、
真っ向から勝負しろ、と。
 

確実にその瞬間いつもの自分ではなかった様に思う。
 

恐らくこのまま前に進めば
確実に肩パン状態に陥るだろう。
 

しかし、なんだか自らよけるというのは
色んな意味で負けを認める事になるのではないか。
敵のあのみなぎる自信はどこからきているのか。

若さなのか?
ここで私は「先によける」という白旗をかざすのか?
 
湧き上がる謎の思考。
 

近づくワンレン女子。
よける気はさらさら無いようだ。

こっちを見ながら当然よけるよね、と言っている様にも見える。

絶対私が避けるんだろうと思ってるな?
ふっ、お前中心に全てが回っている訳じゃねぇんだぜ
 

ますます負けられねぇ。

湧き上がる謎の決意。
 
 
 

そして
 

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アレ?
 
 

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ん?
 
 

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よけないな・・

 
 
 


ガツンッッ

 
 


ぐっ・・・
 
 
 
 

お互いギリギリでちゃんと避けたのだが、
ここで女の性質がでてしまった。

お互いうまく間合いが取れなかったのだ。
 
 

2人ともスピードを緩めなかった。
気づいた時はもう遅い。
 
 

私の肩、ちゃんとついてるだろうか。
肩が爆発したかと思うほどの激しい衝撃。
 

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お互いヨロリとし、
肩をジンジンさせながらも
 

「・・す・・み・せん・・」
「す・ま・・せん」
 

軽く会釈をし合い、すれ違った
 
 
 
 
 
 

痛かった。
ほんとにとても痛かった。
 
 
 

しかし何だかギリギリまで彼女の自分を曲げない気の強さ、
ギリギリまで避けないという強気の姿勢、若さ故の尖り方。
 

むしろ少し羨ましいとまで感じてしまったのだ。
 

湧き上がる謎のリスペクト。
 
 

そしてこう心で呟いた
「あんた、まあまあやるじゃん」

向こうもきっと
「あんたも、まあまあやるじゃん」
と思ってくれているのではないのか(いや、思ってないか)。
 
 

その時、タイマンで喧嘩しあった女番長達の姿が浮かんだ。
 

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肩をさすりながら静かに、その場を離れた。
 
 
 
 

うーん。これがうわさのマウンティングと言われるやつか。
私にもそんなもんがあったのかと人間の本能にびっくりしつつも
大人として猛反省した。
 
 

もう2度と致しません。
ACジャパンのCMを観て相田みつを先生に誓ったのだった。
https://m.youtube.com/watch?v=5GMvp6nfU1E

 

 

地獄の覗き穴  ~はなまるカフェ、本日のお客様~



妙な夢をみた。


夢の出来事を自分が小さな穴からずっと覗いてみているというものだ。


「穴から覗く」といえば忘れられない事がある。

 





10年以上前の話だ。

 

 


まだ上京する前、電車で約40分程かけて通勤していた。
乗り換えもない単線は立ちっぱなしだとそこそこ疲れる。
電車は満員だったが、何故かそこだけがぽっかり空席だった。 

 


お、ラッキー

 


この後、何が起こるか知るよしもない私は

軽い気持ちで席に腰かけようとした。

 

 


中腰の状態のまま、私は目を疑った。

 

 


このまま何もなかった様にこの場を去りたい・・

 


空気椅子状態の自分の脚に訴える。

 

 

おい、お前の筋肉、何のためについている・・!?

爆発するまで耐えるぐらい根性見せろ・・!

 

 

しかし、訴え虚しく私の脚力ではその状態から立ち上がることは出来ず、

若干プルプルしたのち結局座ってしまった。

 

こんなに筋肉質なのになぜだろう。



・・そんな事はもうどうでも良い。


 

 



なんと斜め向いに座っている人が
新聞に開けた穴からこちらを覗いていたのだ。

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ギョロギョロとこちらを伺っている。

 

 



いや、監視しているのかもしれない。

 


うん・・確実にこっちをみとる。

 



しかもその新聞には
何だか怖そうな言葉がびっちり手書きで書かれていた。


 

 

 




戦慄が走る。


 

 



周辺の乗客は平静を装っていたが、
さすがに動揺を隠しきれない様子だった。

 


私の向かいの人も私と同様、つい座ってしまった感が否めなかった。
様子を伺うかのように向かいの席の人に訴える。

 


ひとりにするなよ と。

 


そんなアイコンタクトを取り合っていた。

 

 


更にボックスタイプという膝と膝が触れ合う位の近さなのである。
想像してほしい。
近距離で覗かれているこの恐怖といったらない。

 

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自らこのデンジャーゾーンに飛び込むなんて、
同じくらいのレベルでトリッキーな奴でないと太刀打ち出来るわけない。

 

 


何故気付かなかったのか自分。
数秒前の自分の行動が悔やまれる。

 

 


とは言えもう座ってしまった事実は変わらない。


しかし、ただ穴から見ているだけで特に興奮している様子も無さそうである。


席を外す行為が逆に彼を刺激するのではないかと

思った私はこのまま約30分間(まさかのノンストップ運行)

その場で耐え続けるという事を選択した。



 



彼は何故穴から見ているのか。
はたまた何かが見えているというのか。

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新聞を見ると恐らく随分使いまわしているだろうと推測される。
常に使用しているのではないか。

 

 




しかし、こんな張り詰めた空気の中、
一つだけ救われることがあった。

 

 

 

 




彼が覗いていた恐怖新聞の一面はテレビ欄だった。

 

 


殴り書きの隙間にピンク色のマーカー。

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はっ・・はなまるマーケット・・・!!





一瞬だけしか見れなかったが、マーカーが引かれていたそこには確かにはなまるマーケットと書いてあった。

 

 

 

 



・・・恐怖の中の一筋の光。

 

 

 

 


彼がチェックした訳ではないかも知れない。
ももしかしたら・・そんな期待が生まれる。

 

 



きっとこの人・・はなまるマーケットを楽しみにしている。
マーカーを引くぐらいだ。

 

 

 

 


そしてこんな風貌である。
もうゲストで出てもおかしくないのではないか。


 

 

 

 



ヤックン、岡江さんが恐怖新聞の彼とおめざを食べている風景が見えた。


そう、はなまるカフェである。

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はなまるアルバム~!

 

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ヤックン「1枚目、視力が回復?」



ペリッ(1枚目のシートを剥がす)

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彼「僕、普段は目が悪いんですよ。これで覗くとよく見える。眼鏡をかけるよりこっちが気に入っているんです。さらに目も良くなってきたんですよー」

 

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ヤックン「あ、それ、視力が悪い人が小さな穴から覗くように見るとよく見えるって聞いたことある!





岡江さん「目も良くなるかも知れないけど、ほら、新聞ずっと持ってるもんだから、腕の筋肉がすごいですよね。
目も良くなって腕も鍛えられて、一石二鳥な感じで。ねえ?」

あはは~

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あの生放送ならではの独特な間とトーク


 

 



なんとも言えないヌルい雰囲気ではなまるカフェは進行していった。


 



そして自己防衛とも言える仮想はなまるマーケット

ついにクイズママダスに突入。

 

 


カモン!はなまるぅ~ボックスッッ!
と斎藤アナが勢い良くジャンプして屁をかますという伝説のあのくだりはもちろん導入。

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はなまる伝言板を経てついに2日目に突入していた。





仮想はなまるマーケットがオープンした

おかげでなんとか地獄の30分間を乗り切れた。

 


ようやく逃げる様にホームに降りた。

 


ヤックンと岡江さんに心から感謝し、
初めて自分で自分の妄想力を褒めてあげたいと思った。

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全身全霊で妄想に集中していた私は
その後も暫く神経が研ぎ澄まされていた。

 

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例えて言うなら綱渡りだと軽く8メートル、

縫い針に一発で糸を通す事だと針60本くらいの集中力が続いていた。

 

 


それは家に着くまで、いやもう家に着くときは

少しくらい地面から浮いていたのではないかと思う。

舞空術を身につけるくらいキレッキレに研ぎ澄まされていたのだ。

 

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惜しくも番組終了ではなまるマーケットは閉店してしまったが、別の番組でヤックンを見ると身も凍るあの出来事を思い出す。

 

 



結局彼は穴から何を見ていたのか。
穴から通して何を見ようとしていたのか。

 

 


今も同じ様な風貌で、あの新聞から覗いているのだろうか。

 



はなまるマーケットは閉店してしまったが、
それに変わる心の支えを見つけているといい・・とそんな事を思ったのだった。

 

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脇毛存続希望 約一名


脇毛はえてますか?


今や脱毛の技術も進んでいて永久にサヨナラした方も多いだろう。


ちなみに私は未施術である。


風呂場で脇を剃る自分が鏡に映った時、
ふと思い出す。



小学生の頃、母とお風呂に入った時だ。
私が湯船に浸かっている目の前で
彼女は恥ずかしげもなく
徐ろにカミソリを取り出し、脇をショリショリし始めた。
当時の私はもちろん脇毛など生えていない。
 

ツルツルの私は脇をショリショリするその姿に衝撃を受け、魅了されてしまった。


脇を挙げて脇を剃っているこのフォルム。
美しく無駄の無い体勢。


完璧だ。


その造形に、恥部をカミソリで剃るという密事が合わさって、
ぐっと心を掴まれた。

陰部ではない、モロ出しで歩いていても構わないのに恥部である
「脇」という所もポイントだったのであろう。

大人は、こんなことをひっそり風呂場で行わなければいけないんだと、
テンションが上がった。


子供の頃は良く大人の真似をして口紅をつけてみたり、
ヒゲを剃る真似をしてみたりするのがお決まりなのだろうが、
 
私は脇毛を剃るということに大人を感じてしまった。


脇を剃る行為は、お風呂嫌いな私の唯一の楽しみだった。
こっそり、毛が生えてない脇にあてがってショリショリとしてみる。

急に大人になった様で、
また、いけないことをしているようでドキドキした。





時が経ち大人になった。
脇毛を剃る「行為」はもう通常業務であるのでさしてテンションも上がらないが、
脇毛を剃るという「興味」は大人になった今も変わらない。

 
きっと脇剃りの袋とじがあったら間違いなく開けてしまうだろう。
剃りガール的な写真集なんて発売になれば即予約という勢いである。
 

これらはやっぱり18禁にした方が良いのだろうか。

 
 

最近巷では脇毛女子が話題になっているようだ。
海外では脇毛をカラーリングしてポップに見せたりと
脇毛の存在感を出すおしゃれが取り上げられ、
黒船来航も近いのかもしれないとハラハラしている。

しかし脇毛自体を重んじるというよりは
大事に育てたそれを剃ってしまうという儚さがいいと思うのだ。
 

そこになんだかエロスを感じてしまうのは私だけだろうか。
 

そんな事いっていたら、本当にコンプレックスで、
脇毛にサヨナラした人達に怒られるかもしれないが、
万が一、脇毛処理ブームがやってきたとしても
植毛という手もあるので心配ないだろう。

 
 


そして今日もいつもの様に私は脇毛の処理をする。
 
 
 

 

ひとりで勝手に妄想とジレンマ



だめだ




またその他大勢と同じレールに乗ってしまうのか





高橋一生がもうそこまで来ている





星野源は前から好きだったと
いいたいところだがもうそんな戯言
誰も信じてくれないぐらい大ブレイク。
その他大勢のビッグウェーブにのまれてしまう


菅田将暉は出始めにくすぶっていた気持ちが恐らく皆と同じタイミング、そうあのCMで完全に打ち上がり、自ら満員電車に乗り込んでしまった





そして高橋一生




あかん


気がついたらAstudioにピッタンコカンカンに噛り付き、
ジブリの「耳をすませば」で、変声期前の声で声優をやっていたという事実を知れば
速攻観てしまうという有様である。

カルテットは勿論欠かさない。
(そしてカルテットには松田龍平が出ている!ここでは松田龍平は割愛しよう)





以前ペケ山は
あんな子犬の様な顔をして以外とスケべで根アカな才能溢れる文化系肉食男子星野源と、


母性本能をくすぐる笑顔と憑依的演技がギャップ萌えなマイペース個性派男子、菅田将暉


この2点を行ったり来たりしていたが、



現在は
子宮に響く低音ボイスに
あの潤いが足りなそうな干物的笑顔にノックアウト、
独特な雰囲気に何を考えているのか掴めない
猟奇な世界観男子、高橋一生が、
あのゴルゴ13も影響を受けたと噂されている
カルロス・ハスコックよろしく、ホフク前進で徐々に近づいて来ているのだ。




超高速で3点を行ったり来たりしている。
(やかましいw)。




へぇーやっぱり好きなんだー
みんな好きだよねーなんて
言われたくない
またその他大勢のモブと化すのか!?
いっ、いやだ!




でももうそこまでやって来ている






う、うわぁー


テヘ現象

 
 
同じ空間で同じ事に遭遇し、
自然にプッと笑いが込み上げてくる状況。
 
全く知らない人と過ごす不思議な時間。
 
 
 
 
お互い右に左に同じ方向によけ合うことで照れ合うことがあるだろう。
ペケ山はこの「テヘ現象」によく遭遇する。
 
 
 
 
とても天気がいい日だった。
 
 
私はスーパーに行こうと歩いていた。
 
住宅街の細い道をテクテクと歩いていたら、
 
60歳くらいだろうか。
白髪の男性が塀に向かって立っていた。
 
 
ん?あの人、微動だにしないな…
 
 
男性の横を通り過ぎようとした。
 
 
 
すると見たことがない、
フワッフワの毛並みの
丸っこい鳥が塀の上に止まっていた。
 
 

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え?こんな鳥、見たことがない。
 
 
 
 
男性もこの鳥はなんだろうとずっと観察していたに違いない。
 
 
 
 
 
本当にフワッフワなのだ。モッフモフなのだ。
 
毛並みからして子供らしかった。
 
 
 
 
そして思ったよりでかい。
でっかい雛鳥だ。
 
 
 
しかもまったく動かないのだ。
 
 
 
私たちはすれ違う何秒間、
じっとそのフワッフワの鳥を見つめ、
 
 
 
 
何故かお互いうなずき合い、
 

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ニヤリとしながら別れたのであった。
 
 
 
 
 
 
2人の気持ちが一致した時に起こった
謎のうなずき。
 
 
 
 
 
右に左によけ合う恥ずかしさ=1テヘであるなら、
 
 
 
6テヘくらいだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その日の前日は雨が降っていた。
梅雨の時期である。
 
 
 
散歩の帰り道、なにか黒くて大きい塊が
道の真ん中に落ちていた。
 
 
なんだか只者ではない殺気を感じた。
 
 
 
犬のフンなのか?
 
それにしてはデカイ。
 
あの大きさ。
まさか人のものなのではないか、
いやしかし、道のど真ん中で?
 
などと思いながら歩いていた。
 
 
 
 
その黒い塊の向こう側から
フレンチブルドッグを連れた女性が歩いてきていた。
 
 
 
 
 
その塊から約2メートル程まで近づいたとき、
私達は、それがのっそりと動いていることに気づき、
 
お互いビクッとして立ち止まった。
 

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それは超ド級サイズの牛ガエルであった。
 

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ぱっと見、ティーカッププードルくらいだろうか?
 
とにかくデカイのだ。
 
 
 
 
 
この住宅街のどこから来たのだろうか。
 
 
 
 
 
 
しばらくカエルを見つめたのち、
私達はニヤッと笑いあい、
一礼してすれ違ったのであった。
 

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同じ距離を保ちながら同時にカエルと気付き、
同じタイミングで犬も一緒にビクッとしたという
シンクロ二シティ。
 
 
 
 
 
8テヘである。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お昼休み、外で弁当を食べようと神社にいった。
 
そこは木が沢山あり、
軽く森のように緑が生い茂っていた。
 
 
ボロいベンチ。
 
 
隣のベンチには50代くらいのサラリーマンが弁当を食べていた。
 

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緑が生い茂っているこの神社はスズメが沢山おり、
ちょっとでも弁当からおかずやお米などがこぼれ落ちたりすると、
待ってましたと言わんばかりに、
まるでハンターのようなスズメが一瞬で口にくわえ、
持っていくというサイクルが繰り返されていた。
 
 
 
 
 
ぼーっと木漏れ日をみながら弁当を食べていると、
 
 
急に穴から出て来てしまったのか、
特大のカブトムシの幼虫のような
白くウネウネしたイモムシが動いていた。
 
 
 
 
イモムシを見つけてほんの3秒くらいだろうか?
 
 
 
高速のスピードでスズメが加えて飛んでいった。
 

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あっ!
 

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私は思った。
 
なぜ土から出て来てしまったんだ。
 
 
もう暫く土の中にいれば成虫になり、
食べられなかったかもしれない。
 
 
ふと、隣のサラリーマンを見たら私と
同じ事を考えていたのだろう。
 
 
 
 
悲しい表情でイモムシがいた場所を見つめていた。
そしてこっちに気づいた。
 

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私達は弱肉強食を目の当たりにした。
 
 
あのトムソンガゼルがライオンに食べられるシーンと重なる。
 
 
 
 
切ない気持ちが表情にでていたのだ。
 
 
 
お互いその顔を見合った後、ニヤッと笑った。
 
 
 
 
 
お互い同じ思いで同じ顔をしていたという
気恥ずかしさ。
 
 
 
 
 
10テヘである。
 
 
 
 
 
 
まったく知らない人と同じ場所で
同じ行動をしてしまうテヘ現象。
 
 
 
ご近所さんなど人との繋がりが薄くなっているこの都会でも、
こういったテヘ現象を通して人はこんな些細な事で
繋がることができるのだ
と感じた今日この頃。
 
 
 
けしてひとりではない。
 
 
 

 

ビーチク悪徳商法 〜咲かせて桃色吐息〜 その②

 
 
 
 

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梅宮アンナ似の女性は
先程記入したアンケートをみて
話し始めた。
 
 
 
 
「肌荒とかニキビとかはちゃんとメンテナンスをすれば無くなるわよ」
「洗顔とか何使ってる?洗い方もコツがあって・・」
 
 
 
 
など薄暗い部屋で梅宮アンナ似は言葉巧みに会話を重ねていく。
 
 
 
 
(あ、美容室ってこっちの美容か・・)
 
 
 
 
そんな事を思いながら彼女の話を聞いていた。
 
 
 
 
ちなみに今じゃ当たり前だと思うことでも
肌の手入れの知識がほぼ皆無だったペケ山にとっては、
うーん、なるほど。と思うようなアドバイスや、情報のオンパレード。
 
 
 
 
 
 
徐々に彼女の話術にハマっていくのである。
 
 
 
 
 
 
 
 
すると梅宮アンナ似は奥から何か機械を持ち出してきた。

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当時はエステなどにしかなかった
「美顔器」である。
 
 
 
 
 
 
いまや美顔器は世の中に当たり前に出回っていて安価で買えるものだが、
当時は簡単に手に入るものがなかったし、
ましてや、お子ちゃまのペケ山はこんな機械を見たことがなかった。
 
 
 
 
 
少しずっしりしたその機械のスイッチを入れると
キュインキュインと音を出し始めた。
 
 
 
 
 
「これを肌にあてて化粧水を浸透させるの」
「使っていくうちに肌がプリプリになるわ」
 
 
 
 
そしてペケ山の手の甲に当て、
キュインキュインさせた。
 
 
 
特には効果は感じられなかった。
そりゃそうだ。20歳の肌だ。
 
すでにきめ細やかなのである。
 
 
 
 
 
 
「若いうちから使っておくと後々楽よ、肌の色も明るくなるし、
梅宮アンナも使ってるわよ」

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あ、やっぱり意識してたんすね・・
 
別に梅宮アンナは特別好きではないが・・
「へ、へぇ〜」
 
 
 
 
 
そしてニキビにも効くとニキビ用のヘッドに変えて
ペケ山のニキビに当て、
キュインキュインさせた。
 
するとピリピリ少し痛みが走った。
 
 
 
 
「電気を当てて毛穴の中の脂を出すの」
「おぉ〜、凄い」
 
 
 
 
そして洗顔の方法が悪いと、泡だてスポンジで石鹸を泡だてる練習をした。
 
 
「そうそう上手いじゃない!」
「えへへ、そうですかぁ〜?」
 
 
 
 
 
 
この頃にはもう若干ではあるが、
師弟関係ができつつあった。
 
 
 
 
 
 
 
「いまなら綺麗が30万で手に入るよ」

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ほうほう・・・
ん???
 
 
 
 
 
 
さっさっ、30万んんん!?
 
 
 
 
 
 
 
いくら何でも高すぎる!
 
 
 
 
 
 
フリーターの20歳にとっては、
鼻血が吹き出るくらいの高額である。
 
 
 
 
 
 
「いやー、その金額はちょっと・・」
 
 
 
 
 
 
 
すると薄暗い部屋の中で梅宮アンナ似は
駄目押しで魔法の言葉を呟いた。











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「乳首・・・、ピンクになるわよ」

 

 
 
 
 
 
 

 
 
え?
 
 



 

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ガァァァァァァァン!!!
衝撃が走った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
何てことだ。
この機械を乳首に当てがってキュインキュインさせると
ピンク色になると言うのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 

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「私は今お陰様でピンク色よ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
え!?
 



 
ガァァァァァァァン!!!
衝撃が走った。
この人こんなに色黒なのに??

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気がついたらローンで購入していた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
魔法の言葉、
 
「乳首ピンクになるわよ」
 
なんと恐ろしい言葉であろうか。
 
 
 
 
どこぞの得体の知れない機械を
30万で買わせてしまうとは・・・
 
 
 
 
 
 
それだけ、ピンクの乳首というのは
女子にとってステータスであり、
ライバルにどれだけ容姿が劣っていても、
私はピンクであるという絶対的自信が
弱肉強食のサバイバルを生き抜いていく
モチベーションとなるのである。
 
 
 
 
 
 
 
家に帰って、何でこんな高いの買ったんだろ。
と少し後悔したが・・・
 
 
 
 
若干期待しつつ夜な夜な当てがって
キュインキュインさせる事、4週間。
 
 
 
 
 
 
気づいたらクーリング・オフ期間は過ぎていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
結果は・・・ご想像におまかせしよう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
姉に騙されたんじゃない?
と言われるまで気がつかなかった。
 
 
 
 
 
 
私は胸を眺めながら下唇を噛んだ。
 
 
 
 
まあそもそも、美顔器であって、美乳器ではない。
 
 
 
 
 
高額な美顔器は2年間のローンを残し
そのうち、ホコリを被る事になる。
 
 
 
使い続けたら本当に美顔になったのかもしれないが・・・
 
 
 
 
 
 
今は家電量販店などにいくと
安くて高性能な美顔器が沢山置いてある。
 
それを見ると胸が痛むのだ。
乳首だけに。
 
 
 
 
 
 
 
あなたも、気分がすこぶる良い日は気をつけて頂きたい。
ちょっとならいいか、が足元をすくわれるのだ。
 
 
 
 
簡単に人を信じてはいけないんだなと、
たとえ、乳首がピンクになるなど
うまい話を持ちかけられても冷静に対処し、
甘い誘惑に惑わされてはいけない。
 
 
 
自分の意思をしっかり持たないといけないんだと、
社会の怖さと世間知らずな自分の若さを知った20歳の頃の話である。